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セミの鳴き声といえば??そこには地域差がある!?

私は田舎の山のふもとに生まれたもので

特に小さい頃は自然に囲まれて育ちました。

夏になるとけたたましいセミの大合唱

アレを聞くと、あー夏が来たなと実感したものです。


都会に生まれた皆さんも、田舎のおじいちゃんちに帰省した時にとか

蝉時雨を聞いたことがあったりするのではないでしょうか。

一応都会でも鳴いているみたいですが、やはり数は少ないですよね。


さて、ここでお聞きしたいのですが、

皆さんの思うセミの鳴き声は何ですか?


セミの鳴き声の種類


調べてみたところ、日本には主に大きく分けておよそ10種のセミがいるようです。

有名なアブラゼミクマゼミ、ミンミンゼミ、ツクツクボウシ、などから始まって

ニイニイゼミ、ヒグラシ、エゾゼミ、ハルゼミヒメハルゼミ、イワサキクサゼミです。


どれも地域分布が違ったり、鳴く季節が違ったり、

鳴く時間が違ったりと差がありますが、

やはり大きい違いといえば鳴き声でしょう。


音を表現するのは難しく、人それぞれです。

一応代表的なもので表現してみると、

例えばアブラゼミは「ジー、ジー」と油で揚げているような音。

ミンミンゼミはその名の通り「ミーン、ミンミンミーン」と鳴きます。

ツクツクボウシなんかほんとに「ツクツクボウーシ」って聞こえますもんね!

一部では有名なヒグラシは「カナカナカナカナ・・・」と

夕暮れ時のさびしいときに鳴くこともあって、なんか物憂げです。


さて、もう一度思い出してみてください。

セミといえばどんな鳴き声でしたか?



私の場合


私の場合、ここは絶対に「ミーンミンミンミンミーン」です!

つまりミンミンゼミですね。

もうセミ=ミンミンゼミといってもいいほど、

それは強烈にしみついています。


夏の暑い日、小学校のプールへ行く途中に「ミンミン」ないているわけです。

あー今日も暑いな。雲一つない快晴だな。と思いつつ

水着の入った袋を手に提げ、トコトコ歩いた思い出が強いです。


ですが、大人になり、引っ越した結果

ここでは一向にミンミンゼミの鳴き声が聞こえてこないのです。

聞こえてくるのはほとんどクマゼミだけ。

アブラゼミすらもあまり聞こえてこないのです。

これはどうしたことだろう?


セミの分布


さらに調べてみると、やはりセミには棲み分けがあるみたいです。

私がよく聞いていたミンミンゼミは、森林や高い山地など

比較的涼しいと思われる場所にいるみたいです。


一方クマゼミは主に西日本中心に分布し、

比較的暑い場所でも強く、生息しているようです。


アブラゼミは都市部の公園などでもよく見かけられるようで、

午後の日が傾きかけたころよく鳴くそうです。


ツクツクボウシは晩夏に多いそうで、

宿題に追われる子供には印象深いのかもしれません。


ちなみに、日本にはセミは多いですが、

欧米ではほとんどいないみたいで、その存在を知られてないようです。

有名な童話「アリとキリギリス」ももともとは

セミのいたギリシャ原話でタイトルも「アリとセミ」だったそうです。

欧米ではセミは知られてないから、キリギリスに置き換えて

それが日本に伝わったみたいです。


ばれてしまった


私が比較的涼しい森林の近い山に住んでいたことが

これでばれてしまったわけですが、

というか最初からそれは言っていたので

なんの問題はないのですけども、

ここで最初の問いに戻るのです。


あなたが思う、セミの鳴き声は?


これによりあなたがどういうところで生まれ育ったのかが

わかるのかもしれません。

そして、違う地域に引っ越した場合、

あー、小さい頃はあんなセミが鳴いていたよなー

思い出に浸るのもいいかもしれません。


そして何より、夏の暑い日に

エアコンの効いた室内でのんびりと過ごすのもいいですが、

たまには外に出て、セミのけたたましい鳴き声シャワーを浴びるのも

悪くはないのでは?と思うのです。