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京都のすき焼きの甘くて苦い話

最初にお断りしておきますが、気分を害される方がいるかもしれません。

ですが今となっては笑い話としてお話しするので

ぜひにこやかに聞いてほしいなと思います^^


あれは成人を迎えたころのお話。

(令和4年から成人は18歳からになるということですが、もちろん20歳以上です)

友人と二人でお祝いというわけでもないですが、京都に一泊旅行に出かけました。



私は修学旅行で京都には一回訪れていたのですが友人は初めてだというので

非常に楽しみにしていたのです。


タクシーを使いつつ適度に歩き、清水寺などまあ有名どころを観光しました。

観光客がいそうなお店での京都弁ももちろんいいのですが、

普通のコンビニによった時の店員さんの

自然な京都弁を聞いたときに妙に嬉しくなったのを覚えています。


さて、心地よい疲れとともにお宿へ。

情緒ある老舗旅館といった感じのお宿を予約していました。(名前は伏せます)


せっかくだからと夕食も宿の豪華なすき焼きを予約して

あまり飲んだことがない日本酒なんかをいただこうかと旅行前から楽しみにしてました。


いよいよ夕食です。

席に通され、「お飲み物は」に「日本酒をお願いします」と答える「大人感」に

友人と二人、照れました。


いざすき焼きの登場にテンションを抑えられません。

関東風は割り下多めに肉を煮るスタイルで、(実家は関東風でした)

関西風は焼いてからというのは知っていました。

京都のすき焼きは甘いとも聞いていたのでその違いにもワクワクしてましたね。


ベテラン風のおばちゃん…失礼、お姉さん店員がきて

こちらでやりましょか?とおっしゃるので全部お任せすることにしました。


ジュージュー肉を焼くスタイルに「ほぇえ」と興味深く見てました。

何度か厨房を行き来して、最後に持ってきたのは

砂糖でした。


(お!甘くするんだな。ふふふ、興味深い)と心の中で思い

「甘くして大丈夫ですか?」の問いに、全部お任せした手前「お願いします」とお答えしました。


パッパッと割と豪快に入れていく店員さん。

お、結構入れるんだな。

あー、そうなんだ?

・・・え?そんなに?


うそでしょ?


時間にして一分、いやそれ以上でしょうか。

容器の中身が無くなりそうになるまで入れ続けるおばちゃん(失礼)

よく見かけるこういうやつです。

砂糖の容器


途中からあっけにとられて友人と顔を見合わせるだけになりました。

(甘いとは聞いてたけどこういうものなの!?)

(さすがに入れすぎじゃない??)

(だってもう鍋に砂糖の山ができてるよ!)

そう、それだけ入れれば当然、鍋に真っ白な富士山ができるわけです( д) ゚ ゚


いや、京都のすき焼きとはそういうものだよ?

ということであれば申し訳ないのですが・・・

「はいどうぞ」

と言われたものの、はっきり言って甘すぎて甘すぎて

食べられませんでした。(T-T)


以前「エビ餃子を恐ろしいほど食べた」話はゲームのほうのブログでしましたが、

   ↓よかったらどうぞー sir-tk.hatenablog.com


「残さず食べるように」というのがうちの教育でしたので

料理を残すなんてできる限りしたくなかったし、してこなかったのです…

しかし初めて大量に残してしまいました。


「ねえこれってどういうことなの?こういうものなの?」

と友人とこれからどうしようか、でも申し訳ないけど残すしかないよなと

結局酔いもさめ、お腹もいっぱいにはならずに部屋に戻ることになったのです。


いや途中で「もういいです」って言えよって思うかもしれませんが、

私も友人もそういうところは内気で、

しかも初めての京都のすき焼き、お任せしたし勝手がわかりません。

最初の何杯かはそういうものかと見ていましたが、

さすがに多いだろうとなってからはもう何も言えませんでした(T-T)


それからは無理やりテンションを上げるものの

どうにも楽しくなくなってしまい、最後に残念な旅行になってしまいました。

(翌日はちょっとだけ観光して昼には家路につきました)


そういうものなんだよ。と言われれば何とか納得できます。

・・・いやできるかな?^^;

しかしそうでないとするならば、これは暗に

「こんな若造が生意気な」と思われてしまったのかなーと

家に帰ってからも悶々と考えていました。


ほら、お茶漬けを出されたら「もう帰って」の意味だとか聞いたことがあるし

なにか失礼なことでもしてしまったのだろうか、としばらく悩んでました。


甘くしていいかと聞かれたのに結局残してしまって申し訳ないのと

こんな若造が生意気にすき焼きで一杯なんてごめんなさーい(>_<)なんて(笑)


しかしまあ、あれからだいぶ経ちましたので

今となっては笑い話としてお話しできることです。

もし気分を害された方がいたら申し訳ないです。

別に文句を言いたいわけではなく、どういう意味があったんだろう?

それとも京都のすき焼きはそういうものだよ、ということなんだろうか?

ということを知りたかっただけですね^^;


楽しかったはずの旅行も、

思いのほか甘く、途中で止められない自分の弱さに気付く、

ほろ苦いものとなりました。




後で調べたら、

すき焼き

これくらいかけることもあるようです。まあびっくり。

まあこれ以上でしたけど・・・^^;