徒然なるままに書き連ねた 煩雑感満載のウェブログ

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聞き間違いから始まったかもしれない

また昔話で恐縮ですが、私の中学時代のお話です。

私は生まれつき髪の色が若干薄く、

普通に見る分には黒いのですが、太陽に照らされると茶髪に見えます。

場合によっては金髪にも見えるほどなんです。



茶髪は不良

昭和の中学生ですから、茶髪は不良の証というのが一般常識で、

真面目な生徒は髪を染めるなど考えられない時代でした。

今もそうなのでしょうか?あまり詳しくはないのですが。

私は真面目(単純にイケてないともいいます)でしたので、

大人になるまで髪を染めたことはありません。


ですが、なぜか担任の先生から注意されたことがあります。

「髪を染めてるのか!?」

実はそういわれて初めて自分の髪が日に当たると茶髪に見えると知ったのです。

必死になって違うと弁解したものの、恥ずかしさで顔から火が出ました。

先生も理解してくれたようですが、私の被害妄想かもしれませんが

これからのちも先生にマークされたように感じました。


荒れていた中学校

そもそも私の中学校は、私が一年生で入った時の三年生まで

ごりっごりの不良生徒が大勢いた学校でした。

廊下の天井にはマリオよろしくパンチされたのでしょう、

穴が多数開いていて、

外に通じている廊下をバイクで走る三年生、

そして入学式では数人の不良三年生が

下駄箱で新入生(私含め)を品定めするように

睨んでいる(メンチ切ってる)のが印象的でした。


今の若い子たちには想像できないかもしれませんね。

しかし昔の不良はもっとすごい人たちも多かったのです。

怖かったですが、二年生からは比較的まともで、

新入生である同級生たちはみな真面目そうで安心したのを覚えてます。


事件は起こった

そんなある日のこと。

中学から家まで30分ほど歩くのですが、途中まで友達と一緒に

てくてく歩いていた時の話です。

後ろからかなりのスピードで歩いてくる人影がありました。

よく見ると、というかよく見なくても金髪。そしてリーゼントっぽい髪形。

あぁ、ふりょうだなぁ

と放心してしまいそうになりました。

友達と歩いていたので内心のビビりを隠しつつ

あー、からまれませんように・・・と祈りつつ歩きます。


ついに追い付かれました。

なんでもないさまを装いつつ、なんとなく左に道を開けてみました

ここら辺が小心者の証です。


「野球目指してるの?」


ふいに話しかけられました。

・・・野球?


この不良は何を言っているのでしょうか。

私が野球少年にでも見えたのでしょうか。

百歩譲って見えたとしても、「野球目指している」とは何事でしょうか。

やはり不良は勉強がおろそかなんでしょうか。

などとメダパニを食らったようにわかりやすく混乱して、


それでもこういう場合はすぐに返事をしたほうがいいと、

不良対策の知恵袋に書いてあったなと思い出し、

っていうかそんな知恵袋どこにあるんだよって話ですが、

とにかく返事をしたのです。

「あ、はぁ」



何が、「あ、はぁ」だよ。

もっと気の利いた返事はないのかよ。

我ながら情けないのと、ゴリゴリの不良に適当とも聞こえる

返事をしてしまってこのままではシメられると身構えていると、

「あ、ほんと。頑張ってね」

そのまま追い抜いて行ってしまいました。


助かった・・・のか?

命拾いしたことを感謝しつつ、友達と話します。

ドキドキを越えたので二人とも饒舌です。

「びっくりしたね!」

「ほんと。ドキドキしたよ」

友達も立派にビビっていた様子。


「しかし、野球目指してる?って変な質問だよね」

「えっ!?」



なんですか、友達よ。その意味深な疑問顔は??


「あれ、

 ヤンキー目指してるの?

 って言ってたんだよ?」


・・・


そんな質問に私は、

「あ、はぁ」

とか気の抜けた返事をしていたのです。


こんなに明日が見えなくなった瞬間はありませんでした。


でもよく考えたら、あの不良は「頑張れ」と言っていました。

これは認められたのでは?

もしかしたら私には不良の素質があるのかもしれません。



そんな勘違いをしながら、友達と別れて家路につきました。




そういえば、あの不良が帰っていったのが、

私の家と同じ方向なのはどう考えたらいいのでしょうか。